Blog

樹木葬って??

先日、近所のお寺で「樹木葬」の取り扱いが始まったので、見学に行ってきました。

樹木葬といっても、丘陵地の樹木の下であるとか、いろんな形があります。

つい先日、北海道の納骨堂が経営破綻し、閉鎖されることになり、770基あまりのお骨の引き取りや、財源がないので返金が無いとのことで、全国的なニュースになっておりました。

経営母体がどうなっているのかについても、事前に調べて検討する必要があります。

 

さて今回、見学に行った樹木葬は、お寺の敷地の中のお墓の一角を樹木葬のスペースにしてあり、真ん中に小さな沙羅双樹の樹が植えてあります。

そのスペースを各々が購入し、基本的には7年間そちらに埋葬され、その後お寺の永代供養墓に移されるそうです。メリットとしては、跡継ぎを必要とせず、年間管理料が不要で、宗教宗派を問わないというところでしょうか。購入してからの管理料が不要という点はいいですね。

お試しで、私と妻2人分が入れる見積もりを取ってみました。

永代供養             60,000円(非課税)

墓石代工事など         390,000円

登録料              50,000円×2名

オプションで墓石に名前を入れると 50,000円

デザインされた石の線香立て    50,000円

合計 709,000円(税込み)とのことでした。

ただし、基本的にはこちらのお寺で葬儀をあげてもらう必要があるそうで、

そちらが葬儀・法要で      350,000円×2名です。

上記の合計が、      1,409,000円  となりました。

こちらにオプションなどが加わっていく感じでしょうか。

 

私が見学に行った時点では、ほぼ完売でキャンセル待ちの状態でした。

第2期の販売も予定されているそうで、今のニーズの高さが窺えました。

 

また、京都市には公営の「京都市深草墓園樹木型納骨施設」というのもあります。

公営ですので、京都市在住か、かつて住んでいたなどの条件があります。

使用者を募集する時期に申し込んで、当選すれば使用することができます。

こちらは永代埋蔵方式、宗教宗派問わない納骨施設で、遺骨を一体ずつ布袋に納めたうえ、複数の方の遺骨を同じ埋蔵施設に埋蔵する「合葬式」となっております。

埋蔵施設はシンボルとなるしだれ桜や楠の周りに埋設してあります。

使用料は一体当たり市内の方は180,000円市外の方は360,000円です。

市内というのは、死亡時に京都市内に住んでおられた方です。

私はかつて住んでおりましたが、今は市外に出ておりますので、使用申し込みはできますが、360,000円となりますね。

記名碑への記名を希望される場合は、別途20,000円が必要となります。

令和4年度の受付期間は9月1日~12月28日となります。

※一度も京都市に住んでおられない方は、こちらの京都市の公営の施設の申し込みはできません。

 

当事務所でも、お墓の管理や購入、墓じまいなどについてのご相談を承っております。

 

お気軽に櫻井行政書士事務所へお尋ねくださいませ。